黒柴つくし~心の眼~

見えなくても、こころで感じて見える日々

† 犬の十戒 † The Ten Commandments of Dog Ownership

My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you buy me. 私の一生は10~15年くらいしかありません ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです 私のことを買う(飼う)前にどうかそのことを考えて下さい。

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Very Nice!

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日に日に春めいてきましたね~

私の鼻は・・・
すっかり春ですが。。。



お彼岸だった3連休の昨日・・・
東京・東中野にあるつくしの目の病院へ行ってきました。

9ヵ月振りの東京行きです 
 
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行きの車中・・・
落ち着いているもののやはり浮かない顔。。。
 
決まって 山手通り最後の交差点を左折すると、ハヒハヒ始まったつくしでした



今回の東京行き、術後2年検診にはちょっと早いのですが・・・

実は・・・
つくしの担当でもある先生が、今月いっぱいで退職されてしまう為
6月の検診予定を繰り上げて見て頂きました。

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眼圧は・・・な、な、なんと3mmHg(正常値25mmHg以下)

驚く事に
術後の効果が薄れるどころか、段々に効果が顕著になるつくしの右目です


因みに・・・
一昨年受けたレーザー毛様体光凝固術術後の眼圧推移です。

2012/6/20 手術前 48~53mmHg     手術後 12mmHg
    6/30 1415mmHg(術後10日)

         7/14  13mmHg(術後1ヶ月)
    
    9/8 22mmHg(術後3ヶ月) 
    
        12/8  20mmHg(術後半年)

2013/6/15 1213mmHg(術後1年)

そして今回・・・2014/3/22 3mmHg(術後 約2年)


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目の中の透明度が増し、僅かに白濁があったところも綺麗に澄んでいました


このブログで何度も書いてきましたが・・・

<原発性緑内障とは、
目の中を循環する眼房水が、出口である隅角が詰まってしまう事で流れにくくなり
一定量を超える眼房水が目の中に溜まる事で、目の視神経を圧迫し痛みを伴い 視力を無くしてしまう恐ろしい病気です。


先生曰く・・・
眼圧を上げてしまう眼房水の産生は、手術の効果が持続されて少なく産生されている状態を維持。
僅かながら産生されている眼房水は、出口である詰まりかけている隅角から上手く流れて目の中を循環しているようだという事でした。


やがて手術から2年・・・
こんなにも経過が良好な事に、先生も驚き大変喜んで下さいました。


既に見えてはいませんが・・・
今まだ つくしの右目を残しておけるのは、この担当の先生が多大なる尽力を注いで下さったお陰と言っても過言ではありません。


その先生が退職される事は、とても残念で・・・悲しくて・・・寂しくて・・・
不安でいっぱいです。。。

でも・・・、仕方ないですね。。。
先生には先生の人生がありますから・・・


最後に、つくしの良好な経過を報告出来て良かったです


とってもとってもお世話になりました。。。

ほんとうにほんとうにありがとうございました。。。
 

叉、新たな場所で御活躍される事を期待しています


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いつも帰りに立ち寄る新井薬師では、河津桜が満開でした~


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良好な経過のお礼をして・・・

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ねがい地蔵さんにも・・・

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良好な経過の維持を、地蔵さんの目を擦りながらお願い

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しばらく来ないつもりで・・・

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お守りを買い直して来ました。


どうかこのまま 穏やかな時間が続きますように。。。 

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ホッとして!グゥ~&薬師様でお参り。

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今朝は、昨日から降り続いた雨が上がりひんやりと涼しい朝になったつくし地方です。

そして・・・昼前には、久しぶりの青空が戻りましたよ~

 021_convert_20130627130808.jpg タチアオイ(立葵)

ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けと共に花期が終わる(花茎の頭頂部まで開花が進む)ことになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名も冠されているお花です。

頭頂部の開花まで間もなく、そろそろ梅雨明けも近いのかな~?


そんな今朝の散歩中、川沿いから橋に抜けたところで・・・

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駅に向かう、出勤途中の主人にバッタリ
 
この時期、暑さが終わるまではつくしの散歩が優先の我が家
簡単に朝食の準備をしたら、さっさと散歩に出ます!

因って、主人を見送らない(見送れない?)事も度々の愚妻です。 

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しかし今日は、ひょんな所で見送る事が出来ましたよん

いつまでも名残惜しそうに主人を見送るつくし、
そんなつくしの心の眼にはきっと主人の姿がいつまでも見えているのでしょうね。。。


さて、ここ3週間程・・・
あれだけほぼ毎日、散歩に出る度に起こしていた眼振が、摩訶不思議な事にパッタリ起きていません

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なんでか・・・?????解らないけど・・・?????

そんな訳で、お散歩はとっても快調で~す 

どうか、いつまでもこの状態が続いてくれますように・・・ 



そして、いつもお願いばかりのつくし家ですがこの日も・・・
 

ここからは、先日のつくしの目の経過検診の帰りの寄り道のお話です。。。


大暴れの末に無事終えた、良好な術後の検診結果にハッとして!Good ~?
いやトシちゃん(田原俊彦)のヒット曲じゃなくて~ ホッとして!グゥ~

術後1年目の経過検診の結果に安心したら、急にお腹が空いたので~

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東中野の病院から2キロほど先にある~anea cafe 中野新橋店~で、お昼を済ませて帰る事にしました

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ここはドックカフェではありませんが、ペットOKのお店です

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病院で大暴れした事なんて、すっかり無かった事になっているつくし

「あたしのは・・・?」の、お目めキラキラ光線
 
はい!はい!頑張ったつくしにも、大好きなさつまいものマッシュを注文しましたよん (写真なし)

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主人と私は、パスタを注文。私のは確か、米なすのマルゲリータだったかな?
主人は、明太子のクリームなんたら・・・?

すいません最近、記憶が失くなるのが早くて・・・

わんコOKのお店なので、正直味の方は期待していませんでしたが。。。なかなか本格的でしたよ


そしてドリンク

この日は、蒸し蒸ししていて暑かったのですが・・・

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めっちゃ、きゃわい~ぃ(((o(*゚▽゚*)o))) 
 
ラテアートを見てみたくて。。。ホットラテを注文しました


ほんとは、アイスラテを飲みたかったので・・・
一応聞いてはみたのですが、ラテアートはアイスには出来ないそうです!

そこで店長さん、ラテアートで「ごめんなさい!」してくれました恐縮です。。。


わんコOKのお店なので、店内にはやはり数匹のわんコがいましたよん

中でも・・・

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うわぁ~、大きなボルゾイが・・・ 私の腰より高い体高だぁ~

席が近かった事もあり、気配を察してつくしがボルゾイに近づきます。。。

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ボルゾイの飼い主さんが、気を利かせてつくしにご挨拶(おちりクンクン)をさせてくれようとしましたが
あまりの圧迫感に、目の見えないつくしも固まってしまいました



そして~
嬉しい事に、お店のお姉さんがつくしの写真を撮って下さり・・・

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お店のホームページのブログ(コチラ)に載せて下さいましたYO~ 
(※結局のところ、私が撮ったお姉さんと一緒の写真が載っていました


そんな嬉しい事もあり、お腹もいっぱいになった後は・・・

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東京の病院での帰りのお約束☆彡

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目の神様新井薬師に、立ち寄りました!

最初にここを訪れたのは、忘れもしない。。。
今はもう義眼にしてしまった左目が、緑内障を発症して僅か半年 2010年年明けに急変した時
鏡開きも済んでいない正月早々、藁をもすがる思いでつくしを連れ神頼みに来た目の神様なんです!
 
この日も、「いつもつくしの目をお守り頂きありがとうございます。どうぞこれからも、つくしの目をお守り下さい!
穏やかな時間が、いつまでもいつまでも続きますように・・・」と、手を合わせてお願いしてきました。



そして・・・
いつも人が並んで待っている、湧水で有名な新井薬師の水汲み場です。

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ここのお水、目にも効くというのでつくしもいつも頂いて帰るんですよ。

「どうか、ご利益ありますように!」と、願いを込めて・・・



そして、その夜は・・・

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一大イベントを終えグッタリのつくし。

お疲れ様~ これからは、一日でも長く経過良好最長記録を目指して頑張ろーね

三度目の避難場所は・・・

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今日は冬晴れのつくし地方でしたが、冷た~い風が吹きすさぶ一日となりました(>_<)

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朝9時頃のお散歩でも、日陰の落ち葉は霜でカチコチ

冷え性で寒がりの私には、もう今から春が待ち遠しいよ~


そして、実は・・・
昨日から又、つくしの眼振が始まっています

  015_convert_20121210125010.jpg おっとっと

今年7月から、ほぼ毎月のペースで2週間前後は続く眼振

未だに原因は調べていませんが、今回も要観察で乗り切りたいと思います



そんな我が家・・・

週末の土曜日をもって、10年が目安の補修工事から始まり
3.11の地震で、思わぬヒビが入ってしまった外壁タイルの修繕工事が無事終わりました~~

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工事が始まってから約ひと月、足場も外れすっきりさっぱりして
お天気の中、お洗濯も思いっきりオンパレードです(((o(*゚▽゚*)o)))

そんな足場を外した週末の土曜日・・・

つくしのストレスとなるだろうガチャガチャ、カンカンと鳴り響く金属音から逃れる為避難した所は

 062_convert_20121210131048.jpg あせあせ

見えないのに、着いた所がどこかつくしが判る場所 Where~?

ピン!」と、きた方もいるのでは?

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ハハッ・・・つくしの目の罹りつけである東中野の「工藤動物病院」で~す(^_^;)

今年6月に避妊手術と一緒に受けた、右目の「レーザー毛様体凝固術」半年検診に行って来ました。

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気になる眼圧は20mmHg(正常値25mmHg以下)、手術の効果はバッチリ持続していました

目の中に濁りもなく、とても綺麗に澄んでいて術後の経過はすこぶる良好 

9月の3ヶ月検診の際に気づいた、角膜のすぐ後ろに虹彩がある状態(3ヶ月検診は→コチラ)は変わっていないようですが

むしろそのせいで、目に透明感が出ているようなので気にする事はないとのこと。
 
目薬も、眼房水の産生を抑えるトルソプトが1日・2回の現行です。


もう二度とつくしの目が見える事はないけれど・・・
この先ずっとこのままの状態が、一日でも長く続いてくれるように願うばかりです


度々起きている眼振についても、眼振以外の症状が出ていないのであれば

全身麻酔のリスクを負ってMRI検査をしても、原因が特定出来ない場合は前庭疾患と括られるだけになるので、今はこのまま要観察を続ける事になりました。


この日、いつもなら帰りに立ち寄る目の神様新井薬師ですが・・・

054_convert_20121210125439.jpg 「お目め痛くなりませんように

病院の予約時間より、ちょい早めに着きそうだったので行きに祈願をしてから病院に向かいました~。

やった!ご利益あったね!


そしてこの日の検診を終え、家に戻らず向かったのは・・・

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今年6月、つくしの手術の際時間潰しに主人とブラった新宿へ・・・

私は、ここで半年もの間密かに温めた(?)ミッションを遂行して来たのです。


何!?、何!?って・・・

すいませーんそれは・・又、次回に・・・



なぜなら・・・

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朝からずっと続いている眼振

夕方のお散歩に行こうと、いくら呼んでもつくしがカドラーから出てきません!ちょっとしんどそう・・・

寝る前におしっこだけでも連れ出せるといいんだけど・・・(´・_・`)

友の有難さ

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今朝は、空気がひんやりと涼しかったつくし地方でした。
 
富士山では初冠雪が降ったそうです!日中は、まだ夏なのにね・・・季節は確実に進んでいます。

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朝6時半、空も真夏の勢いは消え朝日が穏やかに出始めるようになりました


なんで起きていたのか判らない眼振が治まり・・・

儘ならなかったお散歩も、ペースが以前のように戻ってきてます。

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眼振が起きていたなんてウソのようにスタコラ、スタコラ健気に歩くつくし

ですが・・・焦らず、無理せず

未だお散歩の距離は、つくしのその時の気分に合わせています。

なぜなら・・・

お散歩に出る度に「叉、眼振が起きたら・・・」と、云い知れない不安がすぐには消えてくれなくて・・・



でもね・・・そのお散歩のツケは確実に来ていた~

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カドラーで・・・食べちゃいたいくらいかわいく(←親バカ丸出し丸まって寝ているつくしですが

ご覧の通りムチムチのパンパンでありんす


元々、少々むっちり気味のつくし・・・

目が見えない事もあり、家の中ではほぼ寝ていて動かない為

散歩が出来てなかったとなると~、運動量はゼロに近い(>_<)

あちゃちゃぁ~~~

これから食欲の秋だっていうのに、独り寂しくダイエットかなぁ~



で・・・ここからは前記事の続きで、検診帰りの「寄り道ルポ」になりま~す


大遅刻の末・・・

なんとか無事検診を済ませる事が出来、喉カラカラ向かったのは

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病院の帰りに必ず立ち寄る新井薬師

その昔・・・二代将軍秀忠公の第五子和子の方(東福門院)が患った 悪質な眼病が、祈願して快癒したことなどから「目の薬師」と呼ばれています。

「つくしの目に穏やかな時間が映り続けますように!」と・・・祈願は今もずっと変わらずひとつです



そして以前・・・「新井薬師の近くにあるよ!」と、教えて貰っていた 

 神戸発で一躍人気になったはらドーナッツ見~~っけ!!

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お店はカントリーチックで素朴な佇まい

ここのドーナツは、豆乳とおからを使用した体に優しく安心。甘さも控えめですよ

ここで、我が家とここから向かう所へのお産を買いました~


そして、そして・・・ドーナツ片手に「ピンポ~ン」

出迎えて(?)くれたのは・・・

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緑内障を通してお友達になったwakameさん(ブログはされていません)家のふじちゃん(6歳 ♀)   

右目は既に義眼、そして残る左目は今年2月に発症、つくしと同じく緑内障で闘病中のわんコです!


当日病院に行く事は知らせてあったけど、迷惑顧みずの突撃!!お宅訪問~~

ふじちゃんママはすっぴんぴん!!ビックリしたよね?!ごめんね~


つくしの眼振が続く中・・・

「 ・・・泣きごと言ってもいいです。じゃんじゃん吐き出してください。

何かあったら、いやなくても、メールしてね。つくママさんに時間があれば会いましょう。」って・・・

心配して支えてくれたお友達の一人だったふじちゃんのママ


不安の過中で心が弱っている時に・・・そんな言葉が胸に浸み、嬉しくて泣きました。 
 
・・・小さい頃に恩義を忘れちゃいけない!と、親から教わった古い人間の私

ふじちゃんのお家は、新井薬師から近いので是非お顔を見てお礼がしたかったのでした。


つくしとパパをふじちゃん家近くの公園で待たせていたので、ふじちゃんとママ(すっぴんのまま

元気になったつくしにも会ってくれました

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ふじちゃんとつくしは、これで3回目のご対面~

物事を深く考えないふじちゃん(爆)、気安く匂いを嗅ぎつくしに一喝!入れられちゃいました

アウェイにも関わらず、どこに行っても強気な女王キャラのつくしです(>_<)


あぁ~~ぁ~

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結局は、こうなっちゃうのよね~(>_<)

ごめんねふじちゃん、いつもながら・・・

それにしてもつくし・・・ふじちゃんと並ぶとボディがダイナマイト過ぎるぜぇ~


僅かな時間だったけど、お互いの病状を話したりふじちゃんにも会えてとっても嬉しかった~

心配して励まし、支えてくれる友がいてくれる有難さを

今回も叉、つくしから教えられました。


辛く切ない闘病だけど、だからこそ人一倍人の支えや励ましが身に浸みます。

病気になってしまったのは悔しいけれど、悪い事ばかりじゃないよね・・・


※前記事へのコメントのお返事が遅くなっています。
明日以降になりますが、ごめんなさい!

闘病記[その6]

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つくしの術後の回復は順調な経過を辿っていた。

後はメンタル・・・こちらは少しづつだがつくしのペースでゆっくりと、いつもの生活に戻りつつあった。



それは不意打ちを突かれたかのように
術後 ひと月半の検診を控えた10日程前
左目の手術から37日目の出来事だった。


その日 私の手帳にはこんなふうに記してある。
2月24日・・・[つくし右目発症 ついに来た!・・・だけど早いよ。やっと左目が落ち着いてきたところなのに・・・残酷]



思い返せば・・・深夜、つくしが珍しく私のベットに上がって 顔の辺りでモゾモゾ奇怪な行動をとっていた。
いつもなら自分の寝床から移動するのは、主人のベットのはずなのに
私は眠気に勝てず 布団を頭から被り つくしを無碍にした。

朝になり・・・私の後から主人に抱かれ リビングに連れてこられたつくしを見て驚愕した。

主人・・・「ママのベットに上がって動こうとしないから、連れてきたよ。」と、フローリングにつくしを降ろした。
何か 格好が変だった。固まっているような・・・
何秒かしてヨタヨタとソファに上がった。その瞬間
そこで初めて嫌な予感がした、ソファにいるつくしの目を見た!

右目を閉じていた。
左目は義眼、右目も痛くて開かず その時のつくしは見る事が出来ていなかったはずだ。
気が動転した。怖くて、悲しくて身体がガタガタ震えたのを忘れない。


そこで・・深夜、私のベットでモゾモゾしていた訳に気が付いた。
そうだったのか、私のベットに来たのは教えていたんだ!
「ママ、お目目が痛いよ~」と・・・

その時気が付いてやれなかった自分が情けなかった。自分で自分を罵倒した。
「ごめん、つくし。教えてくれていたのに、ママ気が付かなくて。」


いつかは必ず・・と覚悟はあったが、まさかこんなに早くに右目に発症するなんて正直思っていなかった。
左目の術後の回復に気を取られていてというか、不覚だった。



[緑内障]・・・発症したら治る事のない病気

なんて残酷な病気、神様なんてこの世になんていないと思った。
完全に奈落の底に突き落とされた感じだった。

ワナワナしながらも、主人の朝の支度と病院へ行く準備を始めた。
そして大学が休みになっている娘を叩き起こし、病院へと向かった。


到着して間もなく2階での院長診・・・眼圧78mmHg(正常値25mmHg以下)とんでもない数値に愕然とする私と娘
「来たね~」が院長の言葉だった。高眼圧時での視神経の確認検査は難しい。
診断は、朝の様子と診察室の床を覚束ない足取りで歩くつくしの状態からして 見えていないと言われた。
心の準備もないままに、全盲になったつくしを受け入れる事は容易い事ではなかった。


2週間前 左目の術後検診の際、右目の眼圧も測ったが15mmHgと なんの兆候もなかった右目
・・・何の前触れもなく いきなり来るこの緑内障というこの病気に、遣る瀬無さをぶつけられない事がものすごく悔しかった。


誓ったのに・・・右目だけは、せめてこのひとつだけは守ってあげるって・・・
自分の力では どうにも出来ないこの病気との闘いに理不尽さが募った。無力さだけが残った。

つくしが何をしたの?
なんでこんなにつくしを苦しめるの?

あまりに残酷すぎて、やり場のない気持ちに私の中の世界が止まった気がした。


つくしは眼圧を下げる為に前房穿刺(前眼房の中の房水を針で穴を開け、一時的に外へ出す)の処置を受け眼圧5mmHgまで下がった。
左目の急変の時がフラッシュ・バックした。
眼圧の高さは左目の時よりずっと高い。思うだけで怖かった。
なにひとついい事が思えない状況・・・そんな時は 考え方までも悪い方、悪い方へと進む。底なし沼にはまったように・・・
 
2010022411280000-1.jpg 処置後
目の神様「新井薬師」にて・・・



つくしは 5日後に診せるように言われ、飲み薬(抗生物質)を処方され帰宅した。

翌日になってもメンタルの弱いつくしは、目も開けなければカドラーからも動かない。
又、眼圧が上がってしまったのか?
心配で怖くて 翌日、市内の眼科併設病院へ連れて行き眼圧を測って貰った。
眼圧は9mmHgだった。痛みはないはず、今にして思えば両目が見えなくなり動く事が出来なかったのだろう。

その後得た事だが、前房穿刺の処置をして翌日に眼圧が急に高くなる事は稀にない。
なぜならひとケタまで下がった眼圧が 正常値を上回るのには3・4日はかかるそうだ。
(目を循環している房水が隅角から抜け切らず 少しづつ少しづつ目の中に残る)
だがこの時はまだそんな仕組みまで知り得ていなかった。

東京で処置をした翌日に市内の病院での眼圧測定、私が取ったこの行動には実は大きな訳があった。


それは・・・今は無き左目に対する懺悔だった。
手術当日 眼圧が正常値内だった事
急変してから手術を迎えるまでの間に 眼圧の変動をもっと知っておくべきだったと後悔していた。

目が開かない事にしても、痛み(眼圧)では無くつくしのメンタルの弱さからの要因もあると分かった事などから
右目だけは・・・発症した今 最終的には義眼になっても決して後悔はしたくなかった。
どんな事があっても、自分を犠牲にしても左目への償いも兼ねて 全身全霊で右目の緑内障と闘う事を決めていたから・・・


そして右目発症から3日後
真っ暗な世界の中で つくし4歳のお誕生日を迎えた。
まだまだ4歳、活発な年頃だろう これからなのに・・・バースディーケーキに灯されたローソクの光も見えない
「つくし、お誕生日おめでとう♪」と家族みんなでお祝いをした。
だが、家族の誰もが 今までとは違うつくしの誕生日に物悲しさを覚えていた。

もし神様からつくしにプレゼントが頂けるのであれば・・・「つくしの目に光を!」 と願わずにはいられなかった。



3月1日・・・検診 眼圧22mmHg(正常値25mmHg以下)眼圧は落ち着いていた。
だが見えてはいない。
眼球内の映像を取り、その写真を見ながら説明を受けた。
高眼圧になった事で、やはり視神経が圧迫を受けたようだった。一部が途中繋がっていないような視神経が映し出されていた。
院長も視力が戻るかどうかは微妙だと言った。とにかくもうしばらく飲み薬を続ける事になった。

この飲み薬・・・副作用があり、食の細いつくしが異様な食欲になり体重増加が著しかった。
術後に落ちた体重を一気に戻す勢いで、太る事も少し気になった。
だが その時は、副作用のリスクより視力が戻る事に一縷の望みを託すしかなかった。

次回は一週間後の検診


右目発症から一週間が過ぎた頃・・・つくしもようやく自分の置かれている状況を受け入れ出し、カドラーからも少しづつ出て ゆっくりとあちこちにぶつかりながらも家の中を動き出した。
この時のつくしを見て 動物って逞しい生き物だなと感動した事を忘れない。
自分だったらどうだろうと思った
たった一週間という短い時間の中で、今の自分を受け入れるという事
自分だったら、もっともっと膨大な時間がいる事だろうと思った。

私がクヨクヨ・メソメソしていたらいけない!
つくしは弱くない。自分で前に進んでいこうとしている

この時心に決めた。顔を上げ 前を見て歩こうと
そんな事までつくしに教わった。


そして・・・見えない生活になって10日を過ぎた頃
散歩に出て、「あれ?」と思う事 「見えてる?」と思う事に首を傾げた。
クルーチングを回避出来たり、水溜りを避けたりと だが半神半疑だった。家の中では、柱の角にゴチンとぶつかる事も今だにあったりもしていたから


3月8日・・・2度目の検診
眼圧19mmHg(正常値25mmHg以下)落ち着いていた。
ここで少し安心できると感じた。
院長に「どう?」と聞かれ「なんとなく見えているような感じもします。」と答えた。
院長はつくしの目にライトを当て、右へ左へと振った。
「うん!見えてるね。光を追ってる。」と言った。
視力が戻って来ていた。又 つくしの目に私達家族が映る。
右目発症から13日目だった。
見えていなかった期間はおそらく10日前後だったのだろう。

胸がいっぱいになるくらい、温かいものが込み上げた。
心に火が灯ったように・・・

次回は10日後の検診

徐々に つくしはいつもの生活に戻っていった。視力は 視野狭窄はあるがほとんど生活に支障は無かった。
又、いつもの穏やかな生活が送れていることが嬉しかった。


3月17日・・・3度目の検診
眼圧21~16mmHg(正常値25mmHg以下)落ち着いていた。
視力も戻り、眼圧も3週間近く安定していた 
ここで院長から検診終了のOKが出された。


この急変を乗り越え 日々生活するつくしに、今まで以上の愛しさを感じる自分がいた。
こうして4週間に亘る経過を経て
いつもの日常を送り始めるのだが・・・


そう容易く穏やかな安定した時間を与えてくれるほど、[緑内障]は甘くなかった。
それから間もなく、[緑内障]は残されたつくしの右目を もて遊ぶかのように高眼圧を大砲のように撃ち放すのである。

そして私は、眼圧の呪縛に取り憑かれたように
一週間に2度・3度と市内の病院へ眼圧測定へと、暴れて嫌がるつくしを連れて行く事になるのである。

嫌がるつくしに・・・「あなたの為だから」と言いながら・・・   つづく






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