黒柴つくし~心の眼~

見えなくても、こころで感じて見える日々

† 犬の十戒 † The Ten Commandments of Dog Ownership

My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you buy me. 私の一生は10~15年くらいしかありません ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです 私のことを買う(飼う)前にどうかそのことを考えて下さい。

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Posted by つくママ on

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闘病記[その5]

Posted by つくママ on   2 comments   0 trackback

1月19日・・・退院
つくしにとってはうちの子になってからの、初めて家族と離れてのお泊りだった。

退院して家に戻るなり家の中を巡回した。番犬としてのお仕事が一日出来ていなかったのがとても気になっていたのでしょう。家に居るときは痛くても来客を教える、怪しい物音がする時は吠えるなどの番犬のお仕事だけはキチッとやっていました。
もちろん家族が帰宅した時は、痛くても玄関までの出迎えも欠かしませんでしたから・・・

しばらく各部屋のチェックを念入りにしてから、ソファーの上に乗ろうとしたが、エリカラが引っかかり一度で上がれず介助してあげた。

2010011918340000.jpg 退院後


とても疲れたのだろう、おそらく昨晩は慣れていない所で寝る事もままならなかったのだろう。まだ術後の痛みはあっただろうが、自分の一番安心する場所に帰ってこれた安心感で寝始めた。
寝顔を見ながら、「頑張ったね!偉いよ!」と労った。

そして・・・つくしに誓った。
あまりに突然急変した左目に、足りなかった知識・心構え。守ってあげれなかった自責の念が私をずっと打ちのめしていた。
「残された右目だけは守るよ!」と


検診は一週間後
 
2010012012350000.jpg 術後2日目

術後は血が混じった目やにらしきものが目の周りに付き、それをほおっておくと目がまだ開かない為固まってしまうので拭いてあげようとするが、触られると痛いのか嫌がった。それでも合間をみてコットンをお湯で濡らし少しづつ拭いてあげた。
よく見ると目の周りは手術を受ける為に衛生上毛が剃られていた。先生から眼球は白目の上の辺りからシリコンを挿入したところだけを溶ける糸で縫ってあると言われていたが、外からは見えないのでわからない。その部分を触らないようにそっと、丁寧に拭くのはとても怖かった。

つくしは退院した翌日もその翌日も、一日ただ、ただ寝ていた。いや寝ているというより、じっとしていて動かない。じっとしながら震えている事もあった。無理もない、手術自体は難しい手術ではないと聞いていたが、仮にも眼球にメスを入れ中身を取っているのだから・・・しばらくは痛いはずだと思っていた。
それでも術後4日経っても自ら動こうとする気配もなく、食事もほとんど食べない、おしっこをさせるた為には抱っこをして外へ連れていくしかなかった。お散歩なんて出来る状態では全くなかった。


眼圧による痛みが無くなった今、日に日に元気になるものと思っていたが、つくしはそんな感じではなかった。


あまりにも心配になり術後4日目に病院に電話を入れた。
先生は・・・「大きな手術だったので、まだ術後の痛みが続いているのでしょう。」と言った。
黄色や緑色の目やにが出るようなら感染による炎症の疑いもあるが、そうでないなら日に日に回復するはずと・・・


そんなつくしの姿を見ていると、手術を受けさせた事すら後悔する自分がいた。
ましてや手術当日の眼圧が下がっていた事が、心の中で大きくなり、つくしが私に「なんであたしのお目目採っちゃったの?」「痛いよ、ママ!」と責められている感じにさえ思えた。
動かないつくしに、「ごめんね。お目目採っちゃって、ごめんね。」と心から謝る術しかなかった。


居ても経っても居られず、すでに義眼手術を受けているミッチーちゃんのママに連絡を取らせて貰い、ミッチーちゃんの術後の経過を聞かせて貰ったが・・・やはりつくしの回復は遅すぎるようだった。


何かつくしの目に異常事態が起きているのか?
それとも・・・手術が失敗だったのか?私は完全に疑心暗鬼に陥った。


そして手術から一週間後の術後検診

目はまだ開かない。経過が悪いのではないかと不安を募らせていたが、以外にも経過はいたって良好だった。
その時、術後初めてつくしの目を見せてもらった。真っ赤な目がつくしの痛みを表しているように感じたのを覚えている。
目が赤いのは義眼内に血液が回って浸透する為むしろ経過がいい証拠と言われ、感染による炎症も起きてはいなかった。

ではなぜ?こんなにも元気がなく、動こうとしないのか?一週間が過ぎてもまだ目は開かない。
先生も「ほとんどの子は2・3日もすれば普通の生活に戻るはずだし、食事等は滅多に食べなくなるまでにはならないものだけど・・・」と、首を傾げた。


そうなるとメンタルの問題なのか?
先生も「つくしちゃんはとても繊細なんだと思いますよ。」と、言っていた。
そういえば・・・
一晩の入院だったが、持参したフードは食べず、排泄の為のお散歩でもお仕事はしなかったそうです。
つくしの精神的ダメージは相当なものだったのを改めて感じた。

なにはともあれ経過に異常がなかった事は、大きな安心だった。山をひとつ越えたのを感じた瞬間でもあった。

次回の検診は2週間後


毎日毎日つくしの様子と向き合い、一日でも早く目が開いてくれるのを願い続けた。日に日に、食事も少しづつ取るようにもなり、お散歩も家の回りくらいは歩くようになっていった。少しづつ、少しづつだが普段の生活に戻っていくつくしに逞しく生きる力を感じた日々だった。

ようやく目が開き始めたのは、すでに術後2週間を過ぎた頃だった。
ほんとに少しづつ、怖々と開けようとしては又ギュッと閉じてしまう。そんな日々を繰り返しながら迎えた、術後3週間後の検診

経過は超順調と太鼓判を押されるほどだった。エリカラもようやく外れ、さっぱりした。・・・シリコン挿入口の白目の部分を縫った糸もすでに溶けて無くなっていた。にもかかわらず、目がぱちっと開かない訳はやはり精神的なものとしか思えないと先生に言われた。 

2010020919200000.jpg 術後3週間
ほんの少し目が開くようになる
 


まあここまでくれば・・・成長の度合いがそれぞれあるように、メンタルを受ける度合いもそれぞれと思うしかなかった。
又々先生からは、「つくしちゃんはすごく感受性が強い子なんですよ!」と言われ、飼い主としてはとても複雑な思いだったのを覚えている。


次回の検診は4週間後


やがてくるこの術後ひと月半の検診が、義眼手術を受けた左目の最後の検診になるはずだった。
が・・・その日を待たずして、つくしに更なる悲劇が襲いかかるのである。


やっと元気を取り戻し、痛みのない穏やかな日々が戻ってきた矢先の出来事だった。        つづく






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