黒柴つくし~心の眼~

見えなくても、こころで感じて見える日々

† 犬の十戒 † The Ten Commandments of Dog Ownership

My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you buy me. 私の一生は10~15年くらいしかありません ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです 私のことを買う(飼う)前にどうかそのことを考えて下さい。

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Posted by つくママ on

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闘病記[その7]

Posted by つくママ on   4 comments   0 trackback

右目発症からひと月が経ち
落ち着いた かと思ったのも束の間
またも、高眼圧の大砲はつくしの目をめがけ放たれた


3月25日・・・検診終了から一週間後の事

朝・・・洗濯を干しに2階のベランダに出た私
後を追うようにつくしが上がって来た
近づいて来るつくし んっ? 瞬きをしきりにしている
えっ 痛いの?

やっと落ち着いたのに、又も急変
すぐ東京の病院に電話を入れる
が、この日は木曜日 院長は学会で不在
担当の先生からは、目薬の指示と市内の病院で眼圧を測ることを指示された。

とにかく病院へ・・・
眼圧80mmHg(正常値25mmHg以下)高すぎる
とにかく眼圧を下げないと せっかく戻った視力
市内の病院の先生からは、右目は眼圧が上がると高すぎるほどの数値になる為
眼球内に穴を開け 新たな房水流出路を作るシャントの手術を勧められた。

このシャントという手術、詰まって溜まる房水が流れるように道を造るのだが、永久的にはもたない。その道もやがては詰まる、早くて2~3ヶ月、長くて1~2年といわれ 個体によってまちまちらしいが、所詮一時凌ぎ。
シャントの手術はしない!そう決めていた。
なぜなら・・・左目術後のつくしのメンタルに散々心を痛めた為、右目にも又メスを入れなければならないのであれば、それはもう残された右目に視力が無くなり、眼圧がコントロール出来なくなった時
そう 残された右目にメスを入れるのは、最後のあと1回と家族で決めていたから。

家に戻り、東京の病院へ再度電話を入れた。
眼圧を報告して、再度目薬の指示を貰った。
院長が居ないので検査などは出来ないが、担当の先生が処置をしてくれるというので
午前診にはすでに間に合わないが、午後診3時からの診療時間に入れるよう東京に向かった。

着いてすぐ 眼圧測定81mmHg(正常値25mmHg以下)・炎症強
即 前房穿刺の処置 眼圧7mmHgに下がる 更にステロイドの注射

朝 つくしの異変に気がついてから約6時間高眼圧の状態が続いていた事になるが、幸いにも 前回のように視力を一時的にも失う事はなかった。

2日後に診せるよう言われ帰宅

翌日もつくしは痛そうに目を少ししか開けていなかった。
視力を守りたい!」その思いが眼圧の数値を気にして止まなかった。
又も市内の病院へ走る
眼圧は17~18mmHg(正常値25mmHg以下)眼圧は上がってはいなかった。

その頃の私は、薬でコントロールするのが難しくなっているのではないか?と
不安な気持ちでいた。
そんな矢先 やはり同じ緑内障で闘っていた「湘南発☆韓流生活」 のアークくんが、すでにキサラタン( 緑内障・高眼圧剤治療薬)が効かなくなり、タブロス(緑内障・高眼圧剤治療薬)を使っていた。
眼圧が下がるスピードは異なるが、まだつくしの目にキサラタンが効いているうちに知識だけは欲しかった。
キサラタンが効かなくなった時の準備としても

思い立ったが吉日
早速・・・連絡を取らせて貰った。


近年 眼科医に於いて、緑内障の眼圧治療剤は「キサラタン」が第一人者として君臨している世界
あーくくんがタブロスを使うにあたっては、主治医の先生からの許可はなく、あーくくんの飼い主自ら病院を通して薬を取り寄せている事、そうする事で主治医の先生からは自己責任で使う事を約束させられた事など  タプロスを使うにあたっては困難がありそうだった。
だが、飼い主として愛犬に一縷の望みでもあるなら・・・という思いは我が家とて一緒
あーくくんの飼い主さんが、そこまでしても可能性を信じた思いに心打たれた。
それと共に、医者と飼い主の気持ちの温度差などもとても感じた。

そんな話を踏まえると、東京の主治医の先生には聞く事も許されそうにない。
急変した時に東京で見て貰えなくなったら という不安
診て貰っているという患者側の 発言出来ない立場にイラついた。 

翌日 3月27日 
急変から2日後、東京の病院での検診
眼圧15mmHg(正常値25mmHg以下) 落ち着いていた。
検診は一週間後

この頃の私は「時間」「眼圧」「視力」というキーワードが常に頭の中を支配していた為か、病院が休診日の週末や連休が来るのが怖かった。平日ならなんとか動ける、だが休日につくしの様子がおかしくなると 休日が明けるまで痛がるつくしを診て、何も手に付かなくなり心が折れそうになる自分がいたからだ。

翌28日の日曜も つくしの様子を見ていて疑心暗鬼になり、自己判断で薬の回数を多くした。
翌々日の29日には、前日の事も気になり 市内の病院へつくしを連れて行き眼圧を測る 17mmHg(正常値25mmHg)
眼圧は上がってない事に安堵する私
そしてこの時、気になっているタブロスについて、市内の先生に聞いてみたが 案の定、眼科学会でも緑内障の高眼圧に於ける薬はキサラタンの右に出るものはないとバッサリと言われた。
この市内の病院でつくしが使っているほとんどの目薬を購入させて貰っている事もあり、あわよくば取り寄せて貰えるかと思ったが目論みに終わった。

この病気と闘う為の儚い期待が消えた。
そんな事もあり更に私は、眼圧の恐怖に取り憑かれたように、病院へ眼圧測定に通う日々
つくしは「車に乗せられるイコール病院」という定義が出来てしまっているかのように、車に乗せるとガタガタと震えるようになっていた。
無理もない、右目を発症してから興奮をさせないように外出は極力避けていた為、車で行くのは病院だけになっていたから・・・
そんなつくしを見て私は「ごめんね!あなたの為だから ・・・」と言いながら、自分にも「つくしの為なんだ!」と言い聞かせていた。


4月5日 東京の病院で検診
眼圧19mmHg(正常値25mmHg以下) 再度安堵する私
次回検診は3週間後 その間10日前後に市内の病院で眼圧を測定するように支持される

4月17日 市内の病院で眼圧測定
眼圧23~26mmHg(正常値25mmHg以下)ギリギリ保っていた。

4月26日 急変からひと月後 東京の病院での検診
眼圧28mmHg(正常値25mmHg以下)院長からは高値安定との評価
眼圧は、日内変動もある事・測る状況によっても2~3mmHg程の変動もある事などから
なるべくなら30mmHgまでは処置をしないで、経過を見ようと言われた。
これからは、一週間に一度の眼圧測定を 市内の病院で測る事も勧められた。

そしてこの日には、思いもよらない残念な知らせがあった。

つくしがぶどう膜炎になった初めから、処置や時には電話で不安な気持ちを聞いて指示を出してくれていた 担当のA先生が、4月いっぱいをもって東京の病院を辞められる事だった。
A先生のご実家は栃木県の那須で大きな動物病院をしていて、東京の眼科専門医で修行を積まれ ご実家に戻られ眼科担当として働かれるという事だった。
診察を終え、外で会計を待つ処へわざわざ来て伝えて下さった。
つくしにも・・・「どうかこのまま落ち着いている状態が続くといいですね!」と願って下さり、
「那須に遊びに来た時は是非病院に寄って下さい。眼圧くらい測りますよ!」と言われ、先生のご活躍を願い、お別れをした。
前月にも、左目の手術を執刀して頂いたF先生が辞められていた矢先の事だった。

つくしの経過を知っている担当の先生が居なくなる事は、とても大きな不安だった。
すでにこの日は、次の担当になるT先生がつくしの処置をした。
まだ処置にも慣れない為か、針を持つ手がぎこちなくT先生の緊張までもこちらに伝わってきた。


先の見えない病気との闘い、担当の先生とのお別れ 不安な気持ちは益々知識を得る事への執着や、眼圧の日内変動を調べる事への執着へと走っていく。

つづく
          



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Comment

ショコママ says... ""
はじめまして。
きょう、時間があったので最初から読ませて頂きました。
涙がとまりませんでした。
ウチのショコラがと思うと他人事ではないです。

でも、つくしちゃん目が見えてるかのようにグレーチングをよけたりしてますね。
すごいですね。
本当に心の目でいろいろなことが見えているのでしょうね。
時々、かわいいつくしちゃんを見に遊びに来ますね。
2011.02.24 10:58 | URL | #0t0S2Pkg [edit]
つくママ says... "Re: タイトルなし"
はじめまして。
拙い闘病記を読んで頂いたそうで、ありがとうございます。
人間が思う程、動物は柔ではありません。それもつくしから教わりました。
この病気になってしまった事は残念ですが、つくしから感じる全ての事で
周りの家族は反対に、勇気や愛情を貰っています。
起きている事は必然なんだと、ようやく思えるようになりました。
辛い事も多いですが、穏やかに余裕を持ってやっていこうと思っています。
これからも見守っていて下さいね!
2011.02.25 12:03 | URL | #- [edit]
Michy says... "ご無沙汰しちゃって…"
またドキドキしながら読ませていただきました。
眼圧測定に取り憑かれる気持ち、痛いほどわかります。
不安と心配でとにかく計ってもらわずにはいられない…私もありました。
そして病院の休診日が怖いっていうのも一緒。
そういうところも辛い病気ですね。相手が物を
言わない犬だけにね…
タプロスについては私は成城の先生に聞いてみました。
ただ、やはり治験データが少ないので医師として
お勧めはできないって言われました。
まあそれも一理ありますね。
担当の先生の交代など、色々不安を抱えながらの
闘病、本当につくしちゃんの為に頑張っておられる
と思います。
どうかこのまま痛みが出ませんように、と願っています。
2011.03.03 01:57 | URL | #jViTC7kk [edit]
つくママ says... "Re: ご無沙汰しちゃって…"
Michyさんへ・・・

いつも闘病記、読んでのコメントありがとうございます。
当初、こんなに長くなってしまうなんて
思ってもいなくて・・・
当時を思い出すと こんなにもというくらいの感情を思い出して
しまって・・・
でも、あと少しなので最後まで頑張ろうと思います。
2011.03.03 23:14 | URL | #- [edit]

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