黒柴つくし~心の眼~

見えなくても、こころで感じて見える日々

† 犬の十戒 † The Ten Commandments of Dog Ownership

My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you buy me. 私の一生は10~15年くらいしかありません ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです 私のことを買う(飼う)前にどうかそのことを考えて下さい。

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Posted by つくママ on

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闘病記 [その8] 

Posted by つくママ on   4 comments   0 trackback

眼圧と真っ向勝負をしても勝ち目はない!
とにかく相手の出方を探るべく
目薬を点してからの時間
病院へ出向く時間
と・・・日内変動を攻略しに掛かった私


一週間後の5月8日 市内の病院
眼圧32mmHg(正常値25mmHg以下) 少しづつ溜まる房水
今まで ほとんど病院へ行くのは午前中が多かったが
この日は午後眼圧を測りに行った。

そして又、一週間後の5月15日
この日はお昼頃に行ってみた。

眼圧73mmHg(正常値25mmHg以下)えぇ~うそ!
朝から病院に着くまで変わった様子は微塵もなかった。それなのに・・・
眼圧の変動を知る為に一週間前から通い出した矢先 またもや急変
時間はお昼、その場から東京の病院へ電話を入れる。
土曜の為、院長診は終了していた。担当の先生は変わったばかりで院長不在では無理だろうと思った。
翌日は日曜・・・市内の先生に前房穿刺をお願いするしかなかった。

市内の先生に事情を説明、処置をお願いするが つくしの暴れようでは全身麻酔を掛けてではないと・・・・と渋られた。だが、東京の病院では点眼麻酔のみであっという間に終わる処置、麻酔の危険を覚悟してまでも行うには、全身麻酔はリスクが大きかった。主人と私がしっかりと動かないようにつくしを押さえる事を約束して、点眼麻酔でやって頂く事を渋々了承して頂いた。
点眼麻酔も念には念をという事で、5分おきに2回も点眼され
口には口輪をはめられガッシリと押さえられ、先生の手に持つ針先が瞳の真ん中に触れたとたん
ボトボトと下に落ちる溜まっていた房水。
正直、穿刺したという程眼球に針を刺してはいなく、パンパンに空気が入った風船に針が触れ、パンッと風船が割れたような感じだった。先生も慌てて処置を辞めたような・・・それでも、直後の眼圧は3mmHgに下がった。

この時点で先生には失礼だが、眼科を併設しているとはいえ所詮一般診療が全般の動物病院である。たかが穿刺の処置とはいえ、目を患い穿刺の処置を必要とする患者の数は到底東京の眼科専門医とは違うのだろう、こなす数の経験は明らかに少ないのを肌で感じた。
家から近く東京までの通いを考えると、何かの時にと思っていただけにこの処置をお願いした時の手応えは「やはり東京まで行かないとつくしの目はもたない。」と思わざる得なかった出来事になった。
その処置の事だけではなく、市内の先生はとかくシャントの手術を勧めてきていた、主治医の東京の先生に相談してみるように眼圧測定に連れていくたびに言われ続けた。

市内の先生の考え方は、発症して目薬でコントロールが出来なくなった場合はシャントの手術、シャントの手術で眼圧が上がってきて視力がないなら義眼と、いたって単純な考えだ。そこには、固体の性格や経過の変動は考慮されてはいない。
治る事がないのだから、早いか遅いかの問題と言われているかのようだった。
家族と思っている飼い主と、患者としか見ていない先生との溝は大きかった。
一縷の望みにも託したい飼い主側の思いを伝えるには、溝が大きすぎる為あえて市内の先生に思いは伝えずに来ている。
あくまでも、眼圧測定と目薬の購入のみと割り切って・・・


その後・・・市内の病院で穿刺を施して貰ったのにもかかわらず、翌日つくしの目が白濁しだした。
この日は日曜、東京も市内の病院も休診 絶対絶命だった。

悩んだ挙句、東京の病院を辞められた栃木県那須のA先生に相談した。(那須の病院は診療日だった為)
まず眼圧を測ったほうがいいが日曜、とにかく目薬の回数を増やし翌日朝いちで東京へと言われた。
が・・・その日をジッとしていられるわけもなく、私はパソコンで休日に開いている眼科併設病院を探した。
「視力を守りたい!」その一心な思いで・・・
家から車で3、40分の市外で見て貰える病院を探しあて、白濁が進むつくしを乗せ向かった。

到着後 初診の手続きを済ませ、診察室へ即眼圧測定38mmHg(正常値25mmHg以下)
東京の病院でなら即穿刺処置だが
病院に事前に入れた電話では眼圧が高かった場合は処置も頼んでおいたが、主治医を聞かれ東京の「工藤」の名前を出したとたんそこの先生は処置を躊躇した。

つくしの罹りつけの東京の病院の院長は、眼科学会でも名が通る権威ある先生
眼科専門医は勿論だが、併設病院の先生でも知らない先生はいないようだった。
だが、それが仇となり主治医の指示もないのに勝手に処置など出来ないと言われ処置を断られてしまった。
せめて点滴(マンニトール)だけでもと、お願いしたが無理だった。
この市外の先生が言っている事ももっともな話だが、白濁しているつくしの目を前に どうしてくれる事も出来ない状況に肩を落とし帰宅した。
 
2010051517410000.jpg 
市外の病院から帰宅後


明日の朝いちには東京へ行かなければ・・・

もともと命に別状がある病気ではないが、痛みに耐えるつくしの姿を 何も出来ずに見ている状況に慣れる事は出来なかった。

翌朝・・・5月17日東京の病院
眼圧測定35mmHg(正常値25mmhp以下)前房穿刺の処置、その後眼圧10mmHgに下がる
院長も唸る・・・「う~ん、これで凌ぐしかないな・・・」
院長からも再度、緑内障の進行度合いの話をされる。
視力がある間は前房穿刺で凌いでいく
視力が無くなり眼圧が落ち着かなくなったら選択は5つ

1.シャント手術。房水が流れる道をつくる。
2.薬(ゲンタシン)を眼に注入して、眼の機能を停止させる。術後、次第に眼が白くなり小さくなっていく。まれに腐ることがある。
3・義眼手術。術後、見た目の違和感はない。
4.眼球摘出。術後、眼が空洞になるので陥没し、頭がへこんだ形になる。
5.放置
何度も聞いているが、何度聞いても重い話

その後・・・引き続き市内の病院での眼圧測定の日々

5月20日・・・市内病院PM4:00
眼圧40mmHg(正常値25mmHg以下)高い、やはりもうダメなのかと肩が落ちた。
帰宅後、キサラタンとトルソプトを4~6時間おきに集中点眼を施した。

5月22日・・・市内病院PM12:00
眼圧22~20mmHg(正常眼圧25mmHg以下)前日の集中点眼が効いたのか、下がってきていた。
日内変動なのか、目薬の効果なのか掴みどころのない眼圧

5月27日・・・市内病院PM4:00 点眼1時間半後
眼圧35mmHg(正常値25mmHg以下)子供が出した熱のように、夕方になると上がり始めるのか?

5月29日・・・市内病院AM11:30 点眼30分後
眼圧25mmHg(正常値25mmHg以下)点眼直後は効くのか?

6月1日・・・市内病院AM11:45 点眼5時間半後
眼圧22・24・25mmHg(正常値25mmHg以下)目薬の持続時間が長くなってる?

6月5日・・・市内病院PM3:00 点眼8時間後
眼圧24mmHg(正常値25mmHg以下)持続時間の延長

6月12日・・・市内病院AM11:00 
眼圧25・28mmHg(正常値25mmHP以下)落ち着いている

6月19日・・・市内病院AM11:30 点眼4時間後
眼圧23・24mmHg(正常値25mmHg以下)3週間20台をキープか?

6月26日・・・市内病院PM3:25 点眼直前
眼圧36・44mmHg(正常値25mmHg以下)高い、集中点眼と回数を増やす

6月29日・・・市内病院PM7:00 点眼4時間後
眼圧29・25mmHg(正常値25mmHg以下)集中点眼が効いてくれたのか?

7月3日・・・市内病院AM11:30 点眼4時間後
眼圧28・25mmHg(正常値25mmHg以下)落ち着いたかな?

7月10日・・・市内病院PM3:00 
眼圧34・35mmHg(正常値25mmHg以下)30台、視神経が心配

7月15日・・・市内病院PM12:00 点眼5時間後
眼圧35・37mmHg(正常値25mmHg以下)点眼回数を増やしても高いまま

7月20日・・・市内病院PM12:00 点眼1時間後
眼圧36mmHg(正常値25mmHg以下)点眼が効かなくなったのか?


この2ヶ月・・・日内変動を知る為に眼圧測定に通い詰めたが、病院の診察時間は限られていて
点眼どの位薬が効いているのか?
どの時間帯になると高めになるのか?
分かるような、分からないような・・・

つくしの感情なんかお構いなしに、心を鬼にしてまで嫌がるつくしを「あなたの為だから・・・」と言いながら、病院漬けにした結果がこんなもの
掴めない何かに釈然としない気持ち、頭も心も病んだ

つくしの様子は・・・痛みが酷くある感じはなかったが、この眼圧の痛み 聞くところによると慣れてくるらしい。痛いのに慣れてしまう なんて悲しい事だろう。
30台の眼圧がしばらく続き、視神経のダメージも気になり
2ヶ月あまりのデータを持って、東京の病院に予約を入れた。

7月23日・・・約2ヶ月ぶりの東京の病院
眼圧測定5~6回、27~31mmHg(正常値25mmHg以下)

この2ヶ月の眼圧の推移とつくしの様子を院長に話した。
まずつくしの場合・・・病院恐怖症の為、大暴れによる興奮の為 病院では確実に眼圧が高くなる
院長はそれらを考慮して、おそらく家で落ち着いている時は 病院の眼圧測定数値よりは若干低めと思っていいと言われた。そして、見えていて炎症が起きていなければ大丈夫と。
更にその後院長は・・・「細く長く見守るしかないよ!だって治らないんだもん!!」と・・・
そしてなんと、院長自身の愛犬も 柴犬で緑内障だと話してくれた。
片目はつくしと一緒、そして残る目も発症していて時々この病院に連れてきていると。
そして驚いた事に「うちのなんか(院長の愛犬)目薬も適当に点して、ほっといてるよ!」なんて・・・
それでも発症してかれこれ7~8年経っていると話てくれた。

病院の院長が、それも眼科学会では有名な[工藤荘六]が・・・
青天の霹靂とはまさにこのような事なのか?

この話を聞いた後、今まで私に取り憑いていたものがストンと堕ちたような気がした。
神経質になり過ぎたあまり、嫌がるつくしに「あなたの為」といいながら病院へ通い続ける事
それはただ・・・つくしの目が見えなくなってしまったら?という事が、現実に受け入れられない飼い主のエゴだったのではないか?
確かにつくしの病院での暴れようは、治療の意味が分からないつくしにとっては虐待に近いものであったはず

院長の話に、目が醒めた思いがした。
なるようにしかならない。その時はその時・・・

それからの私は・・・眼圧測定に通う事も辞め、いままでつくしに与えてきたストレスを取り除いていけるよう
なるべく神経質にならず、穏やかに日々を過ごせるよう心掛ける毎日
不思議とそんな気持ちがつくしに通じたのか、いままでに感じてきた様子の異変もなく
それからふた月ほど病院から離れた生活を送った。


だが・・・そんな穏やかな生活もずっとは続いてくれなかった。
10月4日、夕方からつくしの目がしょぼつき出した。ついに又来たか!見えない敵

翌日、朝いちで東京の病院へ走る
眼圧測定22・24・28mmHg(正常値25mmHg以下)眼圧は高くないが、ぶどう膜の炎症が酷い
ステロイド注射の処置
眼圧が高くなかった事はよかったが、ぶどう膜の炎症が続くと眼圧が上がってくるのが怖かった。
院長はつくしの性格を考慮して、あえて検診は決めずに担当の先生と電話での経過報告にしてくれた。

つくしは早めのステロイド注射が効いたのか、眼圧が高いような様子もなく間もなく落ち着いた。

そして又、それ以降病院へ足を運ぶ事なく過ごしていたつくしに訪れた左目失明の急変
忘れもしない2010年10月28日

これ以降の経過は、カテゴリの[緑内障]に綴ってあります。



ポツリ、ポツリと綴ってきた[闘病記]・・記録&感じた思いは、これで最後になります。
いつ終わるか分からない闘病ですが、これからも穏やかな日々が一日でも長く続く事を願って止みません。   終わり



当時のつくしの写真を[闘病記]その3・4・5・6にアップしました。

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Comment

Michy says... ""
こんばんは。
つくママさんの必死の思いが伝わってきました。
どうしも視力を守ってやりたいと思うのは飼い主として
当然だと思います。
白い巨塔じゃないけど、獣医師同士のゴタゴタは
困りますけどねぇ。
我が家の場合は幸いかかりつけの先生と眼科専門の先生が
お友達だったので連携は非常にスムーズで助かり
ました。
今はまだ闘いのさなかにいるつくしちゃん、これからも
穏やかな日々が続くことをひたすら願っています。
2011.03.08 02:40 | URL | #jViTC7kk [edit]
はなママ says... ""
こんばんは。
今までの闘病記もずっと読ませていただきました。
つくママさんのつくしちゃんの目を守りたいという気持ち。
すごく強く伝わってきましたよ。
はなは心筋症でお世話になってる病院から
工藤先生を紹介されたのですが
後でそんなにすごい先生だと知ってびっくり。
でもそれ故に他病院との連携の難しさもあるんですね。
つくしちゃん、これからもがんばろうね。
2011.03.08 20:05 | URL | #- [edit]
つくママ says... "Re: タイトルなし"
Michyさんへ・・・

[闘病記]すべてに、そしてご丁寧にコメントを下さりありがとうございました。
とても励みになり、こうして残すことが出来ました。

途中・・・正直、綴り始めた頃には思いもしなかった、思い出す当時の苦しく切ない思いに手が止まった事が何度かありましたが、このブログを開設した時の思いを思い返し 綴る事が出来たと思っています。

まだまだ、山はあると思いますが・・・ひとつづつ乗り越えていけるものなら、頑張ります。
いつも温かい応援、ありがとうございます。 
2011.03.08 23:08 | URL | #- [edit]
つくママ says... "Re: タイトルなし"
はなママさんへ・・・

闘病記を読んで頂いてありがとうございました。

一番辛いのはこの子達で、私達飼い主は
どんなに治してあげたくても、治してあげる事はできない。
せめて・・・ありったけの愛情で見守ってあげる事で
この子達が幸せでいてくれたらと思います。

はなママさん、共に頑張りましょうね!
2011.03.09 10:53 | URL | #- [edit]

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